これまで相談のあった内容の中からよくある相談内容をまとめました。
電話相談から(Q&A)
- 新型コロナウイルスってどんなウイルス?
- これまでに、人に感染する「コロナウイルス」は7種類見つかっており、その中の一つが、「新型コロナウイルス」(SARS-CoV-2)です。 新型コロナウイルスの感染によってひきおこされる感染症を「新型コロナウイルス感染症」(COVID-19)といいます。
コロナウイルスの多くは、かかっても軽症ですみます。しかし、高齢者や乳児、基礎疾患を持つ人の中には重症化する場合もありますので注意が必要です。
- 新型コロナウイルスってどうやって感染するの?
- エアロゾル感染、飛沫感染、接触感染の3つが考えられています。
① エアロゾル感染
感染者の鼻や口から空気中に放出されたウイルスを含む微粒子を吸い込むことによって感染します。「密閉」「密集」「密接」といういわゆる「3密」の環境下において発生しやすくなります
② 飛沫感染
感染した人の咳やくしゃみで飛散したウイルスを、口や鼻から直接吸い込む事によって感染します。
③ 接触感染
人がよく触れる場所(ドアノブ、手すり、スイッチ、おもちゃなど)を介してウイルスが手に付着し、その手で、目や鼻、口などに触れる事で、そこから体内に入り感染します。
- 感染予防はどうしたらいいの?
- ① エアロゾル感染予防
・「3密」を避ける
・定期的(1時間に2回くらい)に換気をする
② 飛沫感染予防
・人との距離をとる(1m以上)
・マスクを装着する(2歳未満は不要)
夏場のマスク装着には熱中症に対する注意が必要です。
・咳エチケット
・食事以外はマスクをして会話する(マスク会食)
③ 接触感染予防
・こまめにアルコールまたは流水と石鹸で手の消毒をする。
・ドアノブや手すり、テーブル、椅子などよく触るところをこまめに消毒する
子どもの感染は約6割が家庭内感染です。まずは保護者が感染しないことが大事です。
- 新型コロナウイルスってどんな症状?
- 成人の発症時の症状は発熱(52%)、呼吸器症状(咳など)(29%)、だるさ(14%)、頭痛(8%)などが比較的多く、味覚障害や嗅覚障害も多く報告されていましたが、オミクロン株の流行以降、ウイルスが上気道(のどのあたり)で繁殖しやすい特徴に伴い、咽頭痛、頭痛、鼻汁、だるさなど風邪とよく似た症状が報告されるようになりました。
子どもについてはオミクロン株以降、発熱の頻度が高くなっています。中には嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状を認める事もあります。子どもの感染者のほとんどは軽症ですが、2歳未満と基礎疾患がある子どもについては重症化するリスクがあります。子どもは正確に症状を訴えられない事もありますので注意してみてあげる事が必要です。
- 受診はどうしたらいいの?
- 子どもの新型コロナウイルス感染症は徐々に増加していますが、子どもの場合、他のウイルスによる感染症も多く見られます。症状があれば、まずはかかりつけ医に連絡し受診予約を取りましょう。
【平日の日中】
☆ かかりつけ医に連絡して受診予約を取りましょう。
【夜間休日】
症状や受診に関するご相談は下記をご利用ください。
☆ 阪神北広域こども急病センター 電話相談072-770-9981 平日:午後8時~翌朝6時30分
土曜:午後3時~翌朝6時30分
日祝:午前9時~翌朝6時30分